2016年モデルから少しずつ増えてきているディスクブレーキ。
今回は何種類か試す機会があったので、あくまで個人的な感想ですが比較してみたいと思います。
※ケーブル類、コンポはSRAM Rival
 ローター径は全て160mmの同一条件での比較です。
 
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どのメーカーのブレーキもまずは当たりが出るまで少し時間がかかります。(マニュアルでも50回程制動は必要と表記あり) 
また、MTB用とは違いRoad用は制動力も少し抑えられています。
シマノの油圧ディスクにはローター径が140mmの仕様があることから、コントロール性やブレーキがロックしたりしないように考慮されているのではないでしょうか。

雨の日の制動力はパッドなどの種類にもよりますが、ドライに比べると少し落ちます。ただキャリパーブレーキようにリムの状態に左右されることがないので安定して止まる事が可能。


比較のイメージが解りやすいようにシマノのロードキャリパーのグレードで表記していきます。
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【PROMAX RENDEAR】
16年モデルの完成車にも採用されているキャリパーです。
ディスクブレーキと身構えずに、キャリパーブレーキと同じ感覚で使用できます。
しっかりと制動力が必要な場合は下ハンドル持って握る必要があります。街乗りなら不満は感じませんが、斜度がきつくなるともう少し制動力が欲しいところです。
SHIMANOキャリパー: SORA
 
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【TRP SPYRER】 ¥11,000
機械式ディスクブレーキでは通常ピストンは片方から押しますが、SPYRERは油圧と同様両方からパッドを押す構造になっています。

このメリットは、パッドの減りが均一でタッチも良い点です。しかし、両方からパッドを押すためか少し引きが重く感じます。"PROMAXよりは制動力は少し上" といった印象です。
TRPは上位グレードに油圧とワイヤー引きのハイブリットもあります。ハイブリットだと制動力に問題を感じることはありません。

ここまでは、ロードバイクで105以上のキャリパーを使用されたことがある方は、ドライの条件ではキャリパーのほうが効きが良いと感じるかもしれません。
シマノキャリパー:Tiagra 
 
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【Avid BB7S ROAD】¥16,500(税抜き)197g
タッチも軽く制動力も使い始めから不満はなくブレーキのタッチは硬め。
MTBの機械式ディスクブレーキなどを想像していると、正直このくらいは効いて欲しい気がします。 
下りでも制動力に不満は出ないと思います。
シマノキャリパー:105
 
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【Avid BB7 ROAD SL】 ¥23,000(税抜き)170g
Sとの違いはボルト類などがチタン製に、そしてパットもSはスチール、SLはアルミと異なり、より軽量になっています。
 
ブラケットポジションだけで充分コントロールが可能。引きの軽さは油圧には及びませんが、メンテナンス性や価格を考えると充分満足出来るかと思います。また、引きの軽さを求める場合はワイヤーなどの交換で軽くすることが可能です。
シマノキャリパー:DURA ACE 

この他にも制動力を上げるお手軽な方法として、キャリパーの交換以外にもディスクのローター径をワンサイズ上げたり(140mmから160mmなど)、レジンパッドが標準で付属していますのでメタルパッドに交換するなどの方法もあります。

形状比較 

大きさで制動力が決まるわけではないですが、比べてみると各メーカーで色々と違います。
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制動力や引きの軽さは油圧に及びませんが、機械式はコストやメンテナンス性の良さなどメリットも多くあります。機械式ディスクだけでなく、ハイブリット・油圧などなど…それぞれにメリット・デメリットがあり、ディスクブレーキに関してはまだ様々な意見がされている状態です。
絶対に必要とも必要ないとも思いませんし、やはり一番大事なのは "用途" かと思います。

自分も、通勤や林道などでグラベル、ツーリング系のロードバイクを使っていますが、雨や泥などの状況でも制動力が左右されないので、ディスクブレーキは非常に役立っています。

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上野芝店には、機械式ディスクブレーキの試乗車だけでなく、油圧ブレーキのオイルなどを入れ替えて制動力やコントロール性の違いを体感できるような試乗車もご用意しております。

長々と書きましたが、色々と想像するよりも実際に使ってみるのが一番です!
機械式ディスク、油圧ディスクなどを使ってみたい方は上野芝店までお越しください。