ようやく梅雨が明けて本格的な夏が到来です。しかし、せっかくの晴れ空でも猛暑の中を長時間走るのはつらいもの。そんな時はとにかく高い場所にある高原でのライドがおすすめです。

有言実行。そんなわけで私は先日さっそく長野、群馬にまたがる横手山・渋峠へ走りに出てきました。
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火山活動の活発化によって2年ほど二輪車に対して開かれることのなかったゲート。そこを通り抜けて走れるのは幸せなことです。いつでも走れる保証のある場所なんてないので走りたい場所があったら早く行動を起こさねばという思いがこちらを目的地に選ぶ大きな理由になりました。関西からはとにかくアクセスが悪くまとまった時間と強い意志が無ければ辿り着けないんですよね。

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スタート直後は木漏れ日の中を走るいたって普通の道路、しかし…

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ほんの少し登ると景色が一変。早々に森林限界をむかえた山には高木が影を潜め、あたり一帯が見渡せる非日常的な景観が広がります。

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これが日本の景色か?と思えるような絶景が絶え間なく続きます。

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渋峠のある草津白根山は活火山です。ところどころ硫化水素ガスが噴き出す区間があるので注意が必要。温泉のようなあの硫黄の匂いが充満していますのでさっさと通過してしまうのが吉です。

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ガス噴出地帯は木々どころか高山植物でさえ生育できない死のエリア。緑の浸食を一切許さない無機質な岩場のおそろしさが迫ります。

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ガス地帯を抜けてひたすら登っていきます。渋峠は草津川から登れば斜度10%を超えるような区間はほとんどなく、距離は長くても比較的登りやすい山です。一方で反対側にあたる長野(中野市)側から登るルートはとんでもなく斜度がきつく長い上に景色はそれほど良くない…という苦難の道が待っているのでお勧めしません。くれぐれもご注意を。

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ダイナミックな九十九折が延々と続きます。高度によって景色も次々と表情を変えていくので飽きることはありません。

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ところで峠道のあちこちにはこういった避難所がいくつも用意されています。活火山ですので突然の噴火があった場合はここに逃げ込むことになります。活火山のない近畿民からするとこれも大きな非日常。

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ふと登ってきた道を振り返ると峠のスケールの大きさが分かります。

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道中ではシーズンを問わず多くのサイクリストとすれ違います。初対面でも当然のように挨拶を交わし一期一会の出会いを楽しめるのは名所の開かれた雰囲気がそうさせるのでしょうか。

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個人的に横手山・渋峠ルートで1番好きなのはこちらの山田峠(2,050m)。途中に中央分水嶺のあるなだらかな曲線の美しい道路です。

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4月末の冬季閉鎖解除直後にも走っていたのですが随分と印象が違います。雪の頃は山肌が露出し硬く荒々しい印象でした。

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さて山田峠を抜けると山頂までもうすぐです。2,000mを超えてくると雲が目線と同じ高さに見られます。

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大きな白い雲の浮かぶ夏空を駆け抜けて気分は最高潮

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最後にワインディングロードを抜ければ山頂です。ちなみにここは初春に走れば雪の回廊と呼ばれている場所で季節によって大きく表情の変化が見られる場所の1つです。

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4月に走った頃はこんな風でした。どっちも趣があって素晴らしいですよね。私が何度も走りたくなってしまう理由はそこにあります。


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山頂2,172m地点では国道の最高地点の証明である石碑がお出迎え。必ず記念撮影したくなる人気のスポットです。(この写真は右のXeliusオーナーKeiOSさんからお借りしました)

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山頂からの眺めは"絶景"の一言。見渡す限りに広がる雄大な山々の稜線が複雑で美しい絵を形作っています。

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山頂付近には名物の渋峠ホテルがあります。建物の真ん中あたりに県境があり、群馬と長野を跨ぐことが出来ます。

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ホテルでは看板犬のマーカスくんが迎えてくれます。(先代のインディーくんの家には花が添えられていました

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とても人なつっこくて一度撫で始めるとあれこれと要求してくるちゃっかり屋

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山の天気は変わりやすい。降ろうとする頃には少し霧が出てきました。登り切るまで快晴に恵まれた私たちはとても幸運です。

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降りは降りでまた違った景色が見られます。1度のヒルクライムで2度楽しいのが横手山・渋峠の素晴らしいところ。

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降り切る前にはまた青空が戻り、最高の夏の休日を過ごすことが出来ました。

今は暑くて自転車に乗れない!とフラストレーションを溜めている方は思い切って高い山へ走りに出てみてはいかがでしょうか。夏ならではの素晴らしい景色と出会えるかもしれませんよ!
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【南船場店】
営業時間:11:00 〜 20:00
TEL:06−7182−2721
e-mail:kandmcycle4@gmail.com
定休日:なし 

【堺 上野芝店】
営業時間:11:00 〜 20:00
TEL:072-247-9914
e-mail:kandmcycle4@gmail.com
定休日:水曜日