世界同時発表とまさかの同時発売で大きな話題をよんだSRAM RED eTp AXS(※アクシス)。 予想を大きく超えて進化したことにより、展示会にはたくさんの人が集まっていました。

※米国公式に「ACK-siss」と読み方に注記。国内ではアクセスって書かれてることが多いですが

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コイツのすごいところは、今までプロ目線でしか開発が行われていなかったコンポーネントに初めてユーザー目線を取り入れて開発を行ったこと。多様化する自転車の乗り方に対応するよう様々な工夫が盛り込まれています。
 

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以前は赤色がポイントになっていましたが、カーボンとクロムに変更されガラっと印象が変わっています。

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シフト部分には滑り留め加工、フードカバーはより柔らかくグリップがよくなるように。また、コイン電池の場所がレバー本体の底部に変更になってバーテープ を外すことなく交換が可能になりました。
またスマートフォンのアプリから各ボタンの設定を変更できるようになっています。

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フロントディレイラーは内部モーターとギアユニットが新しくなりました。この新しいユニットによって、より静かに正確な変速が可能に。


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リアディレイラーは内部に油圧ダンパーを仕込むという新しい試みによってディレイラーのテンションを強めることなくチェーン暴れの抑制を可能にしました。Force1やRival1はディレイラーのテンションをかなり強めにしていたのでフリクションロスが大きかったですが、そこをクリアしたのでデメリットなしにフロントシングルが使用可能になりました。
これまではロング、ショートケージなどとギアの大きさよって分けられていましたが、ロードでは1種類に統一。カセットの選択によって買いなおす必要が無くなるのは嬉しいところ。
さらにMTBのEAGLE AXSと互換性があり(ロードシフターで使用可能)、リアにMTB用のディレイラーを使用すれば50Tの特大カセットが使用可能になっています。

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12速化と10Tの追加によって新しく登場した X-RANGE. 
クランクの組み合わせは50/37, 48/35, 46/33の3種類、カセットは10-26T, 10-28T, 10-33T。今までのノーマル、コンパクトなどのギア比をカバーしつつ用途に合わせてよりクロスしたギア比構成となっています。

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新しくロード専用のローターが追加です。ブレーキ面はマウンテンと同じですが中央部分の冷却のフィンのデザインが異なります。

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クランクはフロントをダブル、シングルで選択可能になっています。チェーンリングは仕様がダイレクトマウントになりスプロケを変えるように簡単に付け替えられます。PCD(アームの長さ)による制限はなくなり同じアームで36T〜50Tを自由に付け替え可能になったのは嬉しいポイント。

 
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SRAMフラットトップチェーン
チェーンの強度を上げるためチェーンリンクは上端が平らに、素材もより硬くて強いハードクロム仕上げとなりました。過去最高の耐久性を持たせたそうです。

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泥はけ、ノイズを減らす為に改良されたXーSYNCチェーンリング。マウンテンバイクのイーグルで使われているリングとは歯形が僅かに異なります。専用のチェーンとチェーンリングの組み合わせによって50%も部品寿命を改善しているそうです。このチェーンリングによりTTやシクロなどの用途でも使用可能になりました。

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12速カセットを使用する為には専用のXDRフリーボディーが必要になります。AXSの発表とあわせて各ホイールメーカーからも販売が開始されています。

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AXSは組み合わせの自由度の高さや新しいギア比の提案など、単に12速になっただけではない面白さがあります。これからの人気ぶりが楽しみです。
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